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「麻雀?私は絶対しない」 サークルの後輩に「麻雀、覚えて下さいよ〜」と言われるたび、 そう即答していたあの頃。 ハートランドで働く前のバイト先も麻雀荘でしたが、 そこでは麻雀を知らないただのホールスタッフでした。 最初は麻雀荘で働くこと自体、少し(かなり?)躊躇いがありました。 ちょうどその頃、塾講師のバイトを辞めた時期で、 (その麻雀荘で以前からバイトしていた) サークルの女友達2人に何度も誘われた事が重ならなければ、 働くこともなかったかと思われます。 なんとなく麻雀はヤ○ザなイメージがありました。 でもそこに転機が・・・・・。 前のバイト先は貸し卓専門のお店でしたが、 ルールをなんとなく聞いて興味なく「へぇ」と思ってたところ、 麻雀大会があり、人数が足りなくて、 突然「ルール知ってるんだもんね?出て!」と言われたのです。 ルールを知ってると言っても、チートイツとタンヤオそしてピンフぐらい。 そして一度も実際に打ったことはない。 「そんな!出来ないですっ!」と言う暇もなく、席に座らされてました。 でも私は昔から結構能天気なので 「いいや、リーチをかければあがれるんだ」と思って、 無謀にも大会に挑みました。 そして実際に何度かあがったりしましたが、 必死に1・9・字牌がないのがタンヤオ、 数字の並びがピンフと頭の中で唱えていました。 しかもリーチをかけないであがれるのはチートイツだけだと思ってました (いや、ほんとに打った事なかったので)。 なので、一度チンイツ手になった時には待ちが分からず、 「リーチをかけれない〜〜!」と焦ったまま流局したりもしてました。 でもなんとか無事に2着とか3着で終え、最後のゲーム。 そこで私はこてんぱんにやられたのです。 相手は3人とも年配の女性で、もの凄い強さでした。 私はリーチをかけられても”安全牌”どころか、 ”スジ”も”裏スジ”も当然知らないから無スジのみバンバン切る。 そして、当然のように振り込む。 「全然駄目ね〜、この子」という言葉をいただきました(涙)。 もともと負けず嫌いな性格、 この一言が「麻雀、上手になりたいっ!! 」という思いに火をつけました。 バイト帰りの本屋さんで【初めての麻雀】を購入。 その日徹夜して、全部の役を覚えました。 覚えると、大学のサークルにある麻雀牌で練習。 一人で一人麻雀をして、役の復習。 そして後輩を捕まえて、二人麻雀。 メンツが揃うと、4人麻雀。 後輩達に「麻雀は絶対やらないって言ってたじゃないですかー!」 と突っ込まれながら 「うるさーいっ、やるよー!」と打ちつづけました。 あまりにもはまりすぎて、 「人間はどこまで麻雀し続けられるのか!」 という企画を立て(←企画・構成、私。) 友達の家で60時間ぐらいしていたこともあります。 その時は最初8人ぐらいいたものの、バタバタとドミノのように倒れていき、 最後に残ったのはなんと女2人だけでした。 みんな「雀鬼がいる」という言葉を残して倒れていきました。 女は強し。 麻雀の魅力はそのゲーム性の高さにあると思います。 億単位であるといわれる、あがり方。 自分で変化させることも可能な場の流れ。 他のテーブルゲームと比較すると、かなり特殊なゲームです。 自分でもこれほどまでにはまると思いませんでした。 はまりすぎて怖いぐらいです。 絶対恋人なんて出来ない気がします。 「麻雀と俺、どっちが大切なんだ!」って言われたら 間違いなく「麻雀!」って言いそうなのです。 そんなこんなで覚えてから数ヶ月間はほとんど毎日麻雀をしていました。 そこでどんどんはまっていき、 初めて行ったフリー雀荘がハートランドだったのです。 ハートランドは私が持っていたフリー雀荘のイメージに反して、 雰囲気が良くてすぐ好きになりました。 そしてお客さんとしてよく来ていた自分が、 より麻雀に近い場で働きたいと思いだし、 気がついたらハートランドスタッフになっていたという感じです。 麻雀にとっても近い所で働ける、このことが純粋に嬉しいんです。 バイト初日はその嬉しさのため、 予定の1時間前ぐらいに着いちゃったぐらいです。 それまではお客さんとして来ていたので、 「あれ?前はお客さんだったよね?」と何度か突っ込まれて困りました。 ハートランドにいらっしゃるお客様は、 優しくて気さくで面白い方が多いので、 すぐに慣れて(たぶん皆さんが気をつかってくれていたのではと思います、 本当にありがとうございました)、とても楽しく働かせてもらっています。 でも仕事中困るのが代走。 打ち方は人それぞれですよね? 自分の打ち方でいいのか分からなかったりします。 一度やっちゃった!と思ったことがあります。 それは、とあり、他のメンツがある手の時。 123か234の三色が望める形。 両方の可能性を残すべきと思ったものの、 私は 「きっとひいて、タンピン三色!」と気軽にを切ってしまいました。 そしてまたをツモり、そのままツモ切り。 そして引き。そこで代走終了。 結果が気になるので、その後もちらちらと見てしまいます。 すると次にお客さんが引いたのは思いっきりでした。 「あっ!(ごめんなさい〜)」と思いました。 多分お客さんも自分の捨て牌にが2枚も捨てられているのを見て 「・・・・・。」と思ったに違いありません(涙)。 そしてお客さんはを捨てたあと、次に、をツモっていました。 マンズだけの状態です。 既には場に3枚出ています。 そして本来”ピンフ三色”になっていたはずの手は ただのピンフのまま、リーチをかけられていました。 お客さんと私の間に、ちょっとだけ「ふっ」という雰囲気が漂っていました。 飲み物を頼まれたときに、 「三色消してしまってすいません・・・・・」と恐縮して謝りましたが、 優しい方だったので、笑顔で許していただきました (ほんと、ごめんなさい)。 それ以来臆病になり、しばらくの間、 代走を頼まれると「私でいいんですか?」とおよび腰で 悲しいぐらい卑屈なスタッフになっていました。 そして、リーチがかかった時に代走を頼まれ、 座った瞬間にもう1人からリーチがかかった時には、 突然入ったので何が通るか全くわからず、 焦って近くのメンバーに「お願いします〜!」と無理矢理交代してもらい、 責任を押し付けてしまいました (またまたごめんなさい)。 かなりな駄目スタッフです。 他にも(きっと)いろんな失敗があったと思います。 「まだまだまだ」な駄目スタッフなのです。 でもこれから修行を積み重ねて、凄い打ち手になる(予定)なので、 もうしばらくは大目にみていただけると助かります・・・・・。 頑張りますっ☆ |