中学生以下日記 番外編

「CONTENTS」に戻る
「CONTENTS」
に戻る
「中学生以下日記 目次」に戻る
「中学生以下日記 目次」
に戻る



僕の姉が結婚しました。
しかもなんと国際結婚。
ということで2004年1月、結婚式をアメリカで挙げることになったので
家族一同行ってきました。
インターナショナルな麻雀プロを目指す僕にとっては(爆)、
何もかもが新鮮でとても貴重な体験となりました。
長期休暇を快くくださったS・V氏、
またその間のシフトを埋めてくれていた先輩スタッフのみなさんに、
この場を借りて、改めてお礼を言わせて頂きます。
1月7日

今日は待ちに待った出発の日です。
家族の前では冷静を装いながらもかなりワクワクドキドキしています。
実は、飛行機に乗るのもはじめてなんです。
期待に胸を膨らませてるうちに新千歳空港に到着。
おかしいと思うかもしれませんが、スーツケースを引っ張って歩く姿。
あれにけっこう憧れていた自分は
積極的に荷物を運びながら自己満足してました(笑)。
午前の10:30にチェックインを済ませ、いよいよ出発の時間です。
今回利用した航空会社は大韓航空で、ソウル経由でロスアンゼルスに向かいます。
窓側の席が当たった自分はラッキーと思いながら(笑)、
ずっと窓から景色を見ています。
これを周りの人が見ていたら、
きっと僕が飛行機初心者だと一点読みしたと思います(笑)。
ソウルまでの2時間30分、
半分以上は無駄に景色を見ていたような気がします(笑)。
ソウルのインチョン空港に到着。
ここでは乗り継ぎだけなので、3時間くらい空港内をブラブラしていました。
外が真っ暗になってから、ロスに向けて出発しました。
今度は約12時間の長旅です。
それにしても、空の上から見るソウルの夜景はとてもきれいでしたよ。
熟睡はできなかったものの、ウトウトしながら過ごしているうちに、
ロスに到着しました。
着いたのは現地時間で7日の13:00。
そうです、日本とロスアンゼルスは13時間の時差があるんです。
またまた1月7日に戻ってきたんですぅ。
眠たい目をこすりながら、アメリカに入国です。
一瞬にして目がさめます。
ごつい黒人の警官が歩いています。
左腰にはL字型の警棒、右腰には銃が装備されているではありませんか!
これがアメリカか!!
日本のヤワな(失礼・・・・・)警官とは大違いです。
なんて感心しながら、妹と再会します(僕には今回結婚する姉の他に妹がいます)。
妹は去年の終わりくらいから、姉のいるエルパソに滞在していて、
ロスで会うことになっていたのです。
うーむ。
国際的に妹のほうが先輩・・・・・。
ロスには2泊する予定です。
宿泊先は、姉の知り合いが経営する民宿にお世話になります。
そこは空港から車で30分くらいのところにあるトーランスにあります。
空港の外に出てお迎えを待っていると、異様な光景に気付きます。
1月だというのに半袖で歩いてる人がたくさんいるじゃないですか!!
昼間はとても暖かいんです。
お迎えが来て、早速宿泊先に向かいます。
まずビックリしたのは、とても日本製の車が多いんです。
トヨタ、ホンダ、日産、三菱。
半分以上は日本の車じゃないか??ってくらい印象が強かったです。
そして、フリーウエイ!
特にロスのフリーウエイは片側6車線(!)あって
みんなビュンビュン飛ばしています。
時速75マイル(120`)くらいで。
しかも道路が立体に入り組んでいて、道を知らない人なら迷うこと間違いなしです。
まず日本じゃ見られない光景です。
宿泊先につくと、コリー犬のキリンちゃんが迎えてくれました。
ちょっとゆっくりしたあと、早速親父の希望で出かけます。
行き先はロングビーチのQueen Merry。
有名な旅客船だったらしく、今ではホテルで使われています。
僕にとってはあまり面白いものではありませんでしたが、
なんとハイビスカスが咲いているのを発見しました。
日本では沖縄にしか咲かない花らしく、親父がとても珍しがっていました。
民宿に戻るころにはもう太陽が沈んでいます。
夕食を食べたら急に眠気が襲ってきました。
長旅で疲れているんだと思います。
それでは今日はおやすみなさいzzz。

1月8日

おはようございます。
昨日はメチャ疲れていたはずなのに、熟睡できませんでした。
これが時差ボケってやつか・・・・・。
とうとう僕もグローバルな人種の仲間入りです(謎)。
今日の予定は、両親と妹はディズニーランドに行くみたいです。
僕はそんなに子供じゃないんで(笑)
ショッピングモールに連れて行ってもらうことにしました。
一人でお買い物inアメリカです(笑)。
建物のなかの雰囲気を堪能してると、お腹が減ってきました。
よし!一人で ファーストフード店を利用してみよう!
日本でもおなじみのハンバーガーショップへ行ってみます。
僕『チキンマッ○ナゲット・・アーンド・・コーク、プリーズ!』
すると店員さんは早口でしゃべっています 『○×△□∇〓』。
この切り替えしはツライです。
自分の英語力ではわかるはずもありません。
これはまずいと思い、逃げるようにマックを去りました(笑)。
今思うとなぜ逃げたのかは謎ですが、なかなかのショック体験です。
あー、こんな時に英語が喋れる(らしい)
こんまゆさんがいてくれたらなとちょっと思いました。
しかし、しょげてる暇はありません、お腹は減ってるんですから(笑)。
なにか簡単にオーダーできるところはないかと周りを見回してみると・・・・・。
セットで#1、#2、#3って感じで、
オーダーし易くなっているファーストフードを発見!
今度こそ失敗しないぞと意気込み、

『#2プリ〜ズ!』
店員さん 『Coke or sprite?』
(これは聞き取れたんです!)
『コークプリィ〜ズ!!』
店員さん 『Eat in?』
『オー、イエ〜スッ!!』

おぉー!僕レベルでも分かる!!
こんな小さなことで感激しました(笑)。
この店員さん、その後も僕が日本人だと見越してか、
簡単でゆっくりな英語でしゃべってくれました。
なんて優しいんだ・・・・・って思いながら食べていたところ、
さっきの店員さんに話しかけられました。

店員さん 『Japan?』
『イエス』

という感じで
”はい”か”いいえ”で答えられる質問系で話してくれました。
学生ハートランダーっさんならどういう展開になるのかな〜??って思いながら、
『サ、サンキュー』と言って店を出てきました。
この辺が僕の限界です(笑)。
ここでのコミュニケーションは照れ屋の僕にとって、
今後きっと貴重なものとなるはずです。
この店員さんみたいにみなさん優しければいいのにな。
腹ごしらえを済ませた後、周囲の店を一軒一軒回ってみました。
特に購入したものはないですけど、とても楽しかったです。
夕方になり、お迎えが来てくれました。
両親たちが行っているディズニーランドで合流することに。
迎えに行き、家族が揃い、民宿に着くころには夜になっていました。
夕食を済ませ、ちょっとだけアメリカのテレビを見ます。
当然、字幕スーパーは出ません(当たり前)。
いよいよ、明日はエルパソだ!!

1月9日

今日はいよいよ姉のいるエルパソへ向かいます。
この街はテキサス州にあり、飛行機で2時間ちょっとらしいです。
民宿のオーナーさんに空港まで送ってもらい、挨拶を済ませ、チェックインします。
サウスウエストという航空会社で、
チケットはインターネットで予約できるE-チケットというのを利用しました。
今の世の中なかなか便利になったものですね。
ロサンゼルスを後にし、お昼ちょっとすぎにエルパソに到着しました。
エルパソの空気はとてもドライで、
アトピー体質の自分にはちょっと辛いものがありました。
気温は昼はとても暑くなりますが、夜はとても寒いんです。
気温差がなかなか激しいです。
移動手段はやはり車で、車の中から景色を見ていると
砂漠だらけというのもしばしばです。
こんな感じの街に姉は住んでいるんです。
僕らが着くころ、姉と、姉の旦那さんで僕の義兄にあたるネフタリ、
そして母親のアナが迎えに来ていました。
ネフタリは1か月くらい僕の実家に居候していたことがあり、
僕は今日再会するのを楽しみにしていました。
2人ともとても元気そうです。
早速ネフタリの愛車シビックでまずネフタリの実家に挨拶に行くことになりました。
お互いの両親が顔をあわせるのは初めてです。
7匹のチワワに囲まれながら(ビックリしました!!)挨拶を済ませ、
今度は姉の新居に向かいます。
姉の新居は、トレーラーハウスという倉庫みたいな外観の家でした。
この家のすごいところは、引っ越す際は、
家を2分割してトラックに乗せて家ごと引越しできるらしいのです。
そんな家の中はいたって普通。
というか物が少ない!
姉に聞いてみたところ、結婚式でたくさんプレゼントをもらうから
実用品は買いづらいとのこと。
なるほど・・・・・僕の中では10へぇくらいでした(笑)。
家でちょっとゆっくりしていたら夕方になっていました。
そろそろお腹も減ってくるころ・・・・・。
するとネフタリの母親アナが、食事に連れて行ってくれるらしい。
向かった先は、ブッフェと呼ばれる、食べ放題のレストラン。
まずまずでした。
食べ終わって、もう帰る頃、アナがウエイトレスさんにチップを渡していました。
アメリカではタクシーや、レストランのウエイター、ウエイトレス等には、
チップを渡す習慣があるらしいです。
ネフタリに聞いた話によると、ウエイターのバイトをしていたころ、
時給はわずか2j50kだったらしいのですが、
チップでそれ以上稼いでいたらしいです。
これは15へぇくらいです。
家に帰り、ゴロゴロしていたらいつの間にか寝ちゃいました。
でもまた熟睡できないんだろうなぁ〜・・・・・。

1月10日

今日はネフタリとアナがメキシコに連れて行ってくれることになりました。
このエルパソは、メキシコまで車で30分くらいのところにあり、
メキシコに入国するのはとても簡単なんです。
メキシコの物価はとても安いらしく、
エルパソの住民は買い物する際はメキシコにいくことも珍しくないらしいです。
連れて行ってもらった先は、札幌でいう2条市場みたいなところを、
もっともっと広くした感じの市場。
すごい活気です。
狙った獲物は逃がさないといった感じです。
まず目にしたのはトラックにたくさん積まれてあるトウモロコシ!
お値段はなんと12本で1ドル!!
これは安いです。
そんな感じで市場を歩いていくと、
なんとココナッツジュースが売っている場所を発見!
テレビでやってたりするヤシの実にストローが入っていて
100%の果汁を吸い取れるやつです。
早速吸ってみると・・・・・なんか青臭くてあまり甘くないんです。
勝負の世界は厳しいです(謎)。
親父や母はとても楽しそうにメキシコを満喫してるようです。
市場を離れ、メキシコのウォルマートで家族でお土産探しです。
僕はネフタリお勧めのテキーラチョコレートをここで購入しました。
明日は結婚式ということで、早めに帰り準備をして寝ました。

1月11日

今日は結婚式当日。
姉もネフタリもはりきっています。
式は午後4時から。
披露宴は午後6時から午前1時までの予定です。
すごく長いんです。
みんなダンスを楽しむらしく、僕は間違いなく浮くだろうと思っていました。
そして今日は、親戚の家族と合流する日です。
親父の妹の4人ファミリーです。
お忙しいところアメリカまでご苦労様です。
この家族も、今日エルパソに来るまで3日間ロスで観光してたらしく、
とても楽しそうでした。
そろそろ式の時間も近づき、会場へ向かいます。
結婚式は、教会ではないのですが、
そんな雰囲気が出てるようなところで行われました。
1時間弱で式が終わり、写真撮影です。
家族での撮影が終わり、外で親戚と話しているとゾロゾロと人がやってきて、
姉の家族ということでやたら話し掛けられます!!
約20分間は必死になって身振り手振り、大げさな表情を出して話していました。
なんとか凌ぎました(笑)。
休むまもなく、次は披露宴です。
パーティー会場を貸切です。
僕の親族は僕と両親・妹の4人と親戚の家族4人の計8人しかいないのに、
ネフタリの方はすごいです!
500人はいるんじゃないかという感じです!!
みんな血がつながってるわけではないらしいですが、かなり親戚は多いらしいのです
(ネフタリの母親アナは8人兄弟)。
いよいよ披露宴がはじまりました。
食事はバイキング形式で、ホールの中央にはダンスできるスペースがあります。
皆けっこう盛り上がって踊ってますが(僕のおじさんかなりノリノリでした)、
僕はもちろん見学オンリーです。
ヒョコッと場に顔を出して放銃したくないですから(笑)。
盛り上がってきて、いよいよケーキ入刀です。
女性なら憧れている人も多いシーンかもしれません。
僕はシーンよりケーキの味の方が気になってますけど(笑)。
場もマッタリとした感じになってきたところで、新郎新婦からのあいさつです。
とてもうれしそうに喋ってる姉をみて、あぁー幸せそうだなと思っていました。
でもなんでだろう・・・・・僕には結婚願望がないんです。
本当に好きな人ができたら結婚したくなるんだろうか。
う〜ん。
まぁぼくはまだ20歳なのでまだまだこれからです(謎)。
披露宴も終わり、姉の家に帰ってきました。
姉とネフタリは皆からのプレゼントを1つ1つ嬉しそうにチェックしています。
僕はまたお先に失礼して、寝ました。
明日はエルパソを出発してまたロサンゼルスに戻ります。
ってことでおやすみなさい。

1月12日〜15日

今日はエルパソを出発します。
姉とネフタリは昨日も遅かったせいですごい疲れた顔。
アナが姉の家に来てくれて空港まで送ってくれるとのこと
(来る時と違い、家族×2なので車を2台用意してくれました)。
空港に着き、いよいよお別れの時間。
日本では挨拶で抱き合ったりする習慣はないが、ここはアメリカ。
姉と親父が軽く抱き合っていても全く違和感はありません。
すごく感動的なシーン・・・・・。
親父が涙をこらえ、おじさんは既にハンカチを使用中。
僕ももらい泣きしそうになりました。
それじゃあ姉ちゃん!いつまでもお幸せに!
またね!ネフタリ!バイバイエルパソ!
飛行機も無事出発し、お昼過ぎにロスに到着。
韓国行きは夜の12時・・・・・まだたっぷり時間はあります。
親父がツアーを予約していたらしく、
親戚の家族とともに行動することになりました。
サンタモニカやビバリーヒルズなど、ロスで有名な観光地を回っていました。
ツアーも終わり、再び空港に戻ってきました。
時間は夜8時くらいまだまだ時間には余裕があるのですが、
メチャメチャ混んでいます。
建物の外まで人が並んでチェックイン待ちをしています。
結局チェックインするまで1時間くらいかかりました。
日本じゃありえないですよね?
でも、担当してくれた韓国人のお姉さんはとてもかわいくて、
癒されたので満足です(バカ)。
いよいよロサンゼルスを出発です。
空から見る夜のロサンゼルスはとてもきれいでした。
バイバイアメリカ・・・・・。
やはり飛行機の中では寝れず、長時間だらだらと過ごしていました。
なんとか暇な時間を乗り切り、
ソウルに着いたのが日付が飛んで14日の朝6:00くらいです。
またも乗り継ぎで利用するだけなのですが、ここでアクシデントが起こりました。
午前10:00発の飛行機に乗り込んで座っていたら、
スチュワーデスさんからアナウンスが。
『札幌、大雪のため欠航いたします』。
なんと次の便は、明日の同じ時間になるということ・・・。
強制的に韓国一泊が決まりました。
僕の頭の中にS・V氏の顔が思い浮かびます。
14日までの休暇希望を出していたのにもかかわらず、
1日くらい余裕を持っていたほうがいいという事で
15日までのお休みにしてくれていたんです。
すごい!!
いつも感心してしまいますが、なんでもお見通しのようです。
そういえば札幌を出る前に、こんなことになることもありえるからと
S・V氏は予言っぽく言ってましたし。
臨時にホテルまでバスがお迎えに来ました。
ホテルに着き、まずランチをとることになりました。
メニューにはなかったのですが、
石焼ビビンバを食べたいと話していたらできるということ。
これが激まいう〜でした・・・・・。
本場の味に満足しちゃいました。
部屋に戻ると、爆睡です。
夜までぐっすり寝て、晩ご飯を食べてさらに朝まで寝ていました。
韓国でしたこと、食べる!寝る!これだけです。
翌日ホテルをチェックアウトし、空港に戻ってきました。
今回は飛行機も大丈夫そうです。
無事飛び立ち、日本に帰ってきました。
やっぱり僕は日本が一番好きです。
でも機会があればまた行ってみたいな!アメリカへ・・・・・。


QueenMark