「CONTENTS に戻る |
「麻雀本の紹介」 に戻る |
タイトル | 著 者 | 初版発行日 | 発行所 | ||||||||||||||||||
新進プロが伝授する!! 麻雀戦法最先端 |
日本プロ麻雀協会 | 2002年 1月31日 |
(株)毎日コミュニケ−ションズ | ||||||||||||||||||
昨秋設立された、5つ目の麻雀プロ団体 ”日本プロ麻雀協会” が 世に送り出した麻雀戦術本。 一応、日本プロ麻雀協会のプロ選手達の共著となっているが、 内容からみて代表の土井泰昭氏が監修しているという印象が強い。 まずタイトルを見て営業上手だと唸った。 ”最先端”というフレーズ、コレに日本人は弱いはず。 内容に入る前に不特定多数のまだ見ぬ読者に訴えかける、さりげないコピーセンス。 日本プロ麻雀協会、恐るべし。 この本の秀逸なところは、一発・裏ドラ有りのルールに限定した戦術書であるということと、 著者の持論を説くばかりではなく、その時代時代における流行した戦術と 現代の主流手筋のコントラストを交えながら解説しているところにあると思う。 コンテンツは
細部に渡って細かく検証すると???というところも無くはないが、 目からウロコものの項も数多く存在する。 私見だが、第4章の中に含まれる【タンヤオ・三暗刻リャンメン待ちはリーチ】などは 既定の概念に反していながら、妙な説得力を持っているような気がする。 麻雀の戦術はファッションととてもよく似ている。 それぞれの時代に流行がある。 そしてそれがもし廃れたとしても、優れたものは後年改めて陽の目を見るもの。 温故知新。 新しい麻雀ファンも古い戦術をなぞってみるのも悪くないと思う。 長々と書いてきたが、これを強く言いたかったのかもしれない。 |