荒 正義プロ の解答 |
日本プロ麻雀連盟九段の荒正義です。 〈何切る〉式の問題は私の実戦感覚と一緒で、 パッと見た第一印象ボタンに従うことにしています。 マージャンは深く考えても 正しい答えや最善手が見つけられる確率の低いゲームだから、 実戦でもなるべく考えないように打ってるつもりです。 この手牌もパッと見の〈勘〉で切り。 まだ始まったばかりの東2局だから、 赤が2枚入っているからと言って 仕掛けてアガリにいくことはしない。 たとえばルールがテンパイしていれば連荘できるものであれば、 深い巡目での仕掛けもあるけど、 アガリ連荘ルールだからチーテンやポンテンを 深いところで入れる意味はほとんど無いネ。 打ピンの後、 ツモなら切り ツモなら切り ツモ・なら切り ツモ・なら切り もちろん、ドラのやが出てきてもチーなんかしないよ。 そんなつまらないアガリ方したって大局的には何の意味ももたないからネ。 とにかくここはメンゼンでどれくらいの手に育っていくのか見てみたい。 だからと言ってやにこだわり過ぎるのはいただけない。 この手がリーチをかけてツモアガリ出来るようなら、 かなりの確率でトップを取れる自信があるよ。 だからこそのメンゼンへのこだわりなんだけどネ。 マージャンは〈大局観〉と〈見切り〉が大切なゲームだからさ、 アガリやすさばっかり追いかけちゃうとなかなか勝てないものなんだよね。 だから難しいし面白いゲームなんだよね。 |