
| 土田 浩翔プロ の解答  | 
| 東3局と言えども他家3人に7千点近く離され、 ポツンと独りラス目をいく展開は好ましいものではない。 ここでオヤッカブリなどという事態が生じると 南場に入ってもかなりの苦戦が予想される。 なのでここは1500点でもいいから全力でアガリに向かいたい。 私は基本的にアガリを優先的に考える打ち手ではないが、 今局に限っていえばどうしてもアガリが必要に思えるのである。 解答は、打  (ドラ切り)   これしかない! 序盤のツモで(1〜5巡目あたりまで) トイツが増えるパターンに対してそのままツモ切りしたり、 手中のトイツに手をかける行為は???がつく。 この手牌で言うと、  のツモ切りや  切りなどがそれに該当する。 東場でドラを切るという行為は勇気がいるものだが (その後のドラへの対応に苦心する恐れがあるため) 何がなんでもアガリが必要な局(半荘に1度あるかないか)なので ドラの  を捨てて喰いタンヤオも視野に入れて打っていきたい。  は迷わずチー(打  )、  や  もポンしていく。 もしかするといきなり  をチーして ピンズをリャンメン形に構え直しておくかもしれない。 それほどまでアガリに固執するにはワケがあって (と言ってもたいしたワケではないのかもしれないが) 〈運〉のリズムを回復させるためである。 私はリズムで打つタイプの打ち手で、 手牌の形にはあまり影響されずに打っていく妙な打ち手でもある。 実際に卓に入っているわけでもなく、 ただの〈何を切る〉の回答をしているだけであるにもかかわらず、 この局面はどう見てもリズム的にヤバイ局になっている。 他家の捨て牌然り、自分の手牌然り。 従ってドラをここで叩き切り、 本来のリズムを回復すべく、チー、ポンして息を整えていくのである。 | 
