大貝 博美プロ の解答 ![]() |
北海道日本ハム44年ぶりの感動的な優勝で幕を閉じた2006年の日本シリーズ、 北の大地の皆様には謹んでお慶びを申しあげます。 久々の大舞台に緊張したに違いない緒戦こそ 地に足がつかない戦いぶりに終始した日ハムではありましたが、 1勝1敗のタイに戻して帰ってきた本拠地においては ヒルマン監督が目指した攻守にわたりソツのない野球を シーズン終盤さながらに伸び伸びと繰り広げ大願を成就させました。 対照的に地力で勝ると目されていた中日は セ・リーグに例を見ない100%敵地という状況に萎縮したものか、 はたまたリーグ優勝からの待機時間の長さによるものか、 記録に残らないミスを連発し自ら敗戦への道を辿ったというのが大方の見方です。 勝負事における普遍の真理「ミスが多い方が負ける」の好例ではなかったでしょうか。 あらためてこれを教訓とし、 マージャンにおいても敗因をつくらぬよう自らを戒めたいものです。 設問図に話を移しましょう。 いやはやなんともスキだらけの手牌になってしまったものです。 方針が決まるまでの序盤ではある程度手牌を膨らませるのもやむを得ないことですが、 ふと背筋が寒くなるのはこんな局面ではないでしょうか。 なんとなればとても平穏とはいい難いこの場況。 どうです、あらためて他家の捨て牌を眺めれば この数巡のうちに敵方のリーチが飛んできそうな気がしてきませんか? あるいは強烈なヤミテンが。 切り出しのいいオヤや初物の役牌を積極的に飛ばしている西家に対し 「敵もまだリャンシャンテンくらいだろう」などとタカをくくれる性格なら、 必要以上のストレスをためることもなく おおらかなマージャンライフを営めるに違いありません。 それはそれでまことに素晴らしいことと思います。 良き友人もたくさん作れることでしょう。 しかしマージャンで勝つことに重きを置いた場合、 そのようなスウィートな見方・身構え方はキズになると知るべきです。 備えを怠ったがゆえに十全でない形から放銃するようなことにでもなれば エラーのそしりは免れず、 先に述べた通り相手がさらなるミスをしてくれない限り この一戦を失う確率がきわめて高くなるのです。 したがってこの局を痛恨の一局としないようにこの打牌を決定しなければなりません。 そこで「より高く」を二の次として 「より早く」に重点を置いた一打を選びたいと思うのです。 もし「より安全に」という命題をこなせるような自手であるならば 一も二もなくその方向に邁進したいくらいですが、 ここから受けにまわっても受けきれないであろう手牌ゆえ 「誰よりも早くアガりきる」ことに全力を傾注すべきだと思うわけです。 ではできるだけ早くアガるためにはどうすればいいのでしょう。 これは簡単、最もロスの少ない打牌を選択することですね。 『赤も使いたい、サンショクもある』などと皮算用に走るから難しくなるのであって、 テーマを早アガリ一本に絞れば迷いなく ![]() 敵の刃の切っ先が自分の喉元にまさに届こうとしているような 一刻の猶予もない状況で、 ツモ ![]() ![]() また打 ![]() ![]() ![]() 停滞もしくは後退を余儀なくされるわけですから、 やはりワンズには手をつけたくありません。 他には打 ![]() ツモ ![]() 以上から打 ![]() こう長々と語らずとも ![]() ことによるとマジョリティかもしれません。 ツモ ![]() ダブルメンツを含むリャンメン3つの「234」の方が合理的な形になったわけですからね。 ただし答えは同じであっても以降のツモ ![]() ![]() あるいはツモ ![]() ![]() なお打 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() それ以外の牌をひいてのイーシャンテンではすべて打 ![]() またツモ ![]() ![]() いずれにしても自分がテンパイするまでにはギラギラの危険牌を何枚か打つ羽目になるわけで、 これら全部がすりぬけたとしてもかなりのエネルギーを消耗することになりそうですね。 したがって数巡してもさほどの進展がなく、 打ちやすい牌が増えてきたならば撤退を決め込むことに何らやぶさかではありません。 勝負どころはまだ先にあるはずですから。 大振り一辺倒で勝ち切れるほど野球もマージャンも甘くはありません。 とにかくスキをつくらないことが肝心です。 やはりフォアボールで出たノーアウトのランナーは確実に二塁に送り、 状況に合わせて守備位置を変えてこそ敵に嫌がられる強いチームになると思いますよ。 |