室生 述成プロ の解答 |
久々のHeartLandさんということで、 ちょっとドキドキしながら問題と対面いたしました。 ん。ドラはおろか、赤すらない…。 地味な手牌ですね。 タンヤオ牌のみで構成されてはいるものの、高打点を生み出せる要素は薄い。 なんだか開局早々、手痛い失点の予感がしますね。 単に両面テンパイを目指すならでしょう。 ズバリの以外は裏目がなく、678の三色も消えない、実にイージーな一打です。 そしてすぐこのリーチ。 まだは生きてるはず、とか自分を慰めますがナイものはナイのです。 哀れテンパイ効率君は、流局間際にを力なく河に置きました。 親が喜々と『ロオーン!』 うわ、高そう…。 『タンヤオ、サンアンコ、赤赤、ドラ3…ニーヨンマルゼットー!!』 今時こんな申告されるとは…。 彼のように点箱と待ち牌ばかりか、 やる気さえカラになる事態だけは皆様も避けなければなりません。 そのためには裏目が少ないことと、 変化が多いこととの優位性を見直す作業をおすすめします。 やはりこの手牌の肝は とという2組のダブルメンツ。 ピンズは連続していて〜の何を引いてもかなり柔軟です。 リャンシャンテンの今、受け入れを狭めるべきではないでしょう。 対してマンズは分断されていて変化に乏しいですね。 残り枚数から言っても、いずれマンズが最大ネックになるのは明らか。 ならば、最初からここを見切っていき、 将来のアガリへの変化に備えるのが現代麻雀の水準と言えるでしょう。 ツモ 打 ツモ 打or こういった変化を予想できれば、 ・引きのリスクより、ピンズ固定の弊害が大きいことがわかります。 さらにいうと、は保留の一打。 次に何をツモっても手牌はタンヤオ牌だらけのまま。 一方のは決断の一打。 リャンシャンテンで放銃のリスクを軽減でき、 結果として守備も兼ねることになります。 さらにさらにいうと、 赤入り麻雀で赤がらみのアガリを逃すことはご法度ということ。 ご祝儀大好きというか、ご祝儀頼みの私としては、 開局からその禁は犯せません! よって、テンパイさえ果たせばほぼ勝利というような特殊状況でない限り、 打が秀逸と考えます。 |