土田 浩翔プロ の解答 |
ピンズの形がとても珍しく力強い形になっています。 この問題に限ったことではありませんが、 ドラ表示牌を複数抱えた手牌は、 それだけで局面を制圧しているところもあります。 これは自分の手牌に有効という意味ではなく、 他家の動向を判断するときに、 かなり有利な条件になっているということです。 ですから、この手牌からできるかぎり ドラ表示牌のは捨て牌に(皆の目に)見せないようにするのが 効果的な打ち方になります。 そこでワンズのカンチャンを外していく打ち方が良さそうに見えますが、 私はに手をかけます。 タンヤオを決め打ちする打ち方ですが、 狙いはチートイツにもあり、 ツモという異常なツモに強く反応してみせるわけです。 トイツ手に手牌をシフトチェンジしていくときの基本は、 拙書を熟読されている方(いまだごくごく少数とお見受けしますが)には 朝飯前のリャンメン外しということになります。 リャンメンは、ととの3ヶ所にありますが、 ピンズの並びでもわかるように、奇数牌に異常な強さを感じる局面ゆえ、 のリャンメン外しでも偶数から外していくのが基本になります。 もちろんやから外す打ち方も無きにしも非ずですが、 タンヤオ手の含みも十分残る手牌なのですから、 内側に牌を寄せる感覚でを切るのが自然かと思うわけです。 切りという、ごくごく単純明快な打ち方もあるのでしょうが、 ピンズの異常な並びに反応していない 鈍感な打ち手と思われても仕方ないかもしれませんね。 マージャンは、たった1牌の違いで、 その後の打ち筋に大きな変化をもたらすゲームです。 そこのところがわからないと、 いつまでたっても絵合わせ組から抜け出せないと思います。 ワタクシの打ち方をオカルトと呼ぶ方も多数いらっしゃるわけですが、 本人はまったくその自覚がなく、 また、アナログ派とも呼ばれてるわけですが、 本人的には純然たるデジタル派と認識しております。 皆さんの笑い声を耳にしながら、 2008年もまたデジタル打法にいそしむワタクシなのであります。 ではまた次回。 |