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「何を切る?5月分解答」
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土田 浩翔プロ の解答 

私は西ヨーロッパへ行ったことがありません。
だから心のどこかに憧れがあるのは否定できません。
しかも高校時代によく聴いた、
サンタナの「哀愁のヨーロッパ」がよくて、街を歩いているとき、
いまだにふとしたタイミングでそのメロディが耳に流れてくるんですよね。
それくらい西ヨーロッパには惹かれるものがあるのに、
こと麻雀になると真逆なイメージが湧き起こるですから不思議です
いわゆる【西ヨーロッパ型】が手牌に現れると不吉な予感がします。
この先に待ち受けている落し穴にドカーン!とハマってしまうか、
心がズタズタになるような行為を他家にされてしまう予感が・・・。
大袈裟ですか?
いえいえ、これでも抑えた書き方をしてるつもりなんです。
とにかく、手牌に同色で、2468という形が現れたら、
まずその一部を除去するところから手をつけるのが私の対処療法。
癌細胞みたいなものですから、
早め早めに消すオペを敢行するべきなのです。
西家の手牌を眺めれば、一目瞭然!三色同刻が狙えます。
をポンすればいいだけですから、難役成就は目と鼻の先。
ただし、ワンズの形が【西ヨーロッパ型】。
をここで切除しておかないと、手牌が呪われます。
そこで切り。
各家の捨て牌を眺めれば、やけに8や9の数字が目立ちます。
ドラがだということも追い風になって、
123や234の三色を狙ってる打ち手が複数いるかもしれません。
三色同刻が狙える手牌なのですが、
場はトイツ場の様相と断定しづらい状況。
西家の手牌も下目の三色っぽい匂いもあり、
三色場の可能性が高いと言えそうです。
ですから、先々よりのほうが重なりやすいと考えます。
理想の最終形は
ただ、こんなうまい話はそうそうありませんから、
 (ポン)(ポン)が現実的でしょうか。
いやポンでという
テンパイになることだってよくあります。
パターンは色々考えられますが、
ポイントは【西ヨーロッパ型】をこの段階で崩せるかどうか、
その1点に勝負はかかっていると私は思います。
先入観を持つと危険だということは、私もよくわかっています。
わかっていますが、この不吉な形【西ヨーロッパ型】に関しては、
その早めの切除を覚えておくことを
麻雀愛好家の皆さんにお奨めします・・・。


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