土田 浩翔プロ の解答 |
場況ヌキで考えれば切りの一手です。 切りでも567の三色は崩れませんが、 ここは切りのほうがリスクがありません。 現在9巡目。 9巡目に切りとすると、必然的に二枚目のを切る巡目が 10巡目ということになってしまいます。 ドラがということを踏まえれば、 もっともリーチがかかりやすい巡目にさしかかっての ドラそば切りはリスクがありすぎます。 一方、のトイツ落としは、 3枚が壁になっているということもあり、危険牌化しないでしょう。 更に加えれば、ドラそばのを2枚も他家に見せるのは、 手作りのヒントを与えてしまうので賢くありません。 さてさて、ここまで長い前がきをしておきながら・・・ 大変申しわけありませんが、私の打牌はではありません。 567の三色が見えてるわけですから、 素直にを捨てればいいのでしょうが・・・ 私はに手をかけます(やっぱりヘンでしょ?) 場況から567の三色の高め牌が山に丸生きだから、 切り以外考えられないとおっしゃる方々へ。 山に丸生きでも、そのが自分のツモ筋に早めにあればいいけど・・・ この場況だから、・・を引く前に、 他家にポロポロ切られてエンエン泣きながら、 3枚目のをチーしてるんじゃないでしょーね。 とか、心配しちゃいます、はい。 絵に描いた餅?にならないようにしたいものですね! 1巡目〜4巡目までの四者の捨て牌をよく見てください。 南西北はもちろんのこと、やまでトイツで捨てられています。 全部で16枚しか並べられてないのに・・・うち10枚がトイツ牌。 そして5巡目〜8巡目までの捨て牌も見てください。 シュンツ作りのキー牌であるやといった尖張牌を含め、 序盤の捨て牌同様に、16枚中10枚がトイツになっています。 私のシステムでは、これは明らかにシュンツ場の場況ではなく(たぶん誰が見ても)、 こういうケースでは、手牌にあるトイツやアンコに 手をかけることを避ける方向で打牌を選びます。 三色?・・・三色はシュンツ場の華役です。 でも今局はシュンツ場ではありませんから、 三色役を狙うことがナンセンスなんです。 もちろん、例外はあります 場が自分の狙いたい役と違う様相を呈していようと、 自分が絶好調であれば関係なくなります。 唯我独尊、自分の狙いたい役を狙っていけば、うまくいくんです でも今局は原点を下回った三番手の位置エネルギーしかありません。 こういう時は場に従うことです。 打とする理由は、東家の8巡目、北家の7巡目に が出ているので、場に合わせた素直な打牌をしたいからです。 そしてが重なってのリーチがベストです。 調子が悪いときは、・・から先に入るので、 ピンズの5メン待ちにしないでタンキのリーチをかけたりします(マジですよ) まぁ、今局はそんな特効薬は必要ありませんから、 素直にピンズ待ちにしますが、 それくらい手の内にある牌が重なりやすい場面だということは 自覚したほうがいいでしょう。 私の回答は以上です。 わざと核心を外しにいってるのでは??とよく言われますが、 自分が実戦で考えて打っている回答です。 ですから、良い子はマネしてください (よく、良い子はマネしないよーに、とも言われますが・・・)。 ではまた来月。 |