土田 浩翔さん の解答 |
を切ります。 オーラスのトップ目という状況より ワンズの《西ヨーロッパ型》に危機感を抱きます。 どんな場況・どんなツキの状態であろうと、 この悪型がやってきたときは、1巡でも早くこの悪型を崩す作業を最優先します。 他の形がどうであれです。 目の前にこの悪型が残ったまま麻雀を打ってしまうと 自分の体が蝕まれていくような感覚になるからです。 それに・・・この悪型が早めに解消されないかぎり、 アガリもありません(そうですね、たぶん6巡目までに解消されないとダメでしょうね) という思い込みで麻雀してる打ち手は私だけ?! たとえば、22468という形からの2切り、 24468という形からの4切り、 2668という形からの6切り、 24688という形からの8切りは 、 《西ヨーロッパ型→2468》を自ら生み出す打ち方になりますから 厳禁です。 では出題からではなくを捨てるのは何故か? 場況から、・ともに東家〜西家まで早めに整理されてますから、 北家が欲しいやが残り山に生きている確率は似たようなものです。 では何故切りなのか? それは私の基本フォームが理由です。 皆さんもよくおわかりのように、 1と9、2と8、3と7、4と6は同じ機能を持ちます。 出題の手牌のように、同じ機能同士、同じ条件が揃ってしまった場合は 比較のしようがないので、ツキが通常以上の場合は数位の低いほうから。 ツキが通常未満の場合は数位の高いほうから切り出すようにしています。 これと似たような話としては、同じ数位同士で色違いのケースがあります。 不要牌を切り出すとき、第一打に・・と不要牌候補があるとき、 私は基本フォームとして、ツキが通常以上のときには、 ワンズ→ピンズ→ソーズの順に切り出します。 そしてツキが通常未満になってくると、ピンズ→ワンズ→ソーズに微調整したり、 ツキが底に近いときは、ソーズ→ワンズ→ピンズのように 大きく入れ替えて切り出します。 この基本フォームによって私の麻雀は支えられています。 そしてこの打ち方をし始めた五年前あたりから、戦績が急上昇したのです。 話を戻しますと、から切り出す意味は以上のような理由です。 切りの後は、できるかぎり早い段階でも切り出し、 カン待ちを決めてしまいます。 この手牌は、いかにも宙ぶらりんとした中盤になりやすい 危険に満ち満ちた手格好なので、 何かを見切らないとラスに転落してゲームセットとなるでしょう。 従いまして、私はまずワンズ部分に着目し(西ヨーロッパ型だったので逆に)、 この不安な形を見切った打ち方をします。 をポンするとか、を落としてタンヤオにするとかはワンズ整理後の話になります。 たぶん・・・私は字牌が持ち持ちになるケースは想定したことがない人なので、 後付けもアリの発想でを頼りにした打ち方をすると思います。 卓に座ってないとハッキリしたことは言えませんが・・・ カンやカンは迷わずチーします。 以上が私の回答です。 では、また来月にお会いしましょう。 |