斉藤 勝久プロ の解答 |
ゴールは先にある! 「木を見て森を見ず」とはこのことではないだろうか。 麻雀でありがちなのが 目先の情報に便り勝ちになってしまうことで、 寂しいことだ。 自分の手牌、捨て牌と…。 見えるものは確かに大事な情報だが、ゴールはどこにあるのか。 そこを見極めることが重要だ。 この手牌は目先だけでいえば、 確かに456の三色含みで手を進行することが一番に頭に浮かぶことだろう。 だが、それは木を見ているだけだ。 大きな視点で視野を広げられるかが、より深い麻雀であり、 これこそが森を見渡すことだ。 そこで私が何を切るかといえば、 迷わずである。 なぜか、345の三色をみながら三暗刻含みで手を進められるからだ。 また、次に来るであろう牌をいろいろ考え テンパイ形を考慮すると動き安く、 変化に富んでいてかつ打点力が見込め、 しかもどの牌を引いても愚形のテンパイにはなりにくいからだ。 例えば、を切ったあと、、、引きが三色を見たベストの展開。 、、引きなら三暗刻に気持ちを切り替えるのも良しだ。 、引きが少し迷い、 三色、三暗刻を諦めメンタンピン赤、表ドラで妥協したいところだ。 要は、メンゼンでも仕掛けたときでも 最終形をいかに良い形で取れるか!ではないだろうか。 日本プロ麻雀協会 麻雀ばか一代 雀王戦Aリーグ:斉藤勝久 |