BACK
「何を切る?11月分解答」
に戻る


斉藤 勝久プロ の解答 

ゴールは先にある!
「木を見て森を見ず」とはこのことではないだろうか。
麻雀でありがちなのが
目先の情報に便り勝ちになってしまうことで、
寂しいことだ。
自分の手牌、捨て牌と…。
見えるものは確かに大事な情報だが、ゴールはどこにあるのか。
そこを見極めることが重要だ。

この手牌は目先だけでいえば、
確かに456の三色含みで手を進行することが一番に頭に浮かぶことだろう。
だが、それは木を見ているだけだ。
大きな視点で視野を広げられるかが、より深い麻雀であり、
これこそが森を見渡すことだ。

そこで私が何を切るかといえば、
迷わずである。
なぜか、345の三色をみながら三暗刻含みで手を進められるからだ。
また、次に来るであろう牌をいろいろ考え
テンパイ形を考慮すると動き安く、
変化に富んでいてかつ打点力が見込め、
しかもどの牌を引いても愚形のテンパイにはなりにくいからだ。

例えば、を切ったあと、引きが三色を見たベストの展開。
引きなら三暗刻に気持ちを切り替えるのも良しだ。
引きが少し迷い、
三色、三暗刻を諦めメンタンピン赤、表ドラで妥協したいところだ。
要は、メンゼンでも仕掛けたときでも
最終形をいかに良い形で取れるか!ではないだろうか。


日本プロ麻雀協会
麻雀ばか一代
雀王戦Aリーグ:斉藤勝久


BACK
「何を切る?11月分解答」
に戻る