BACK
「何を切る?4月分解答」
に戻る


土田 浩翔プロ の解答 


789の三色を狙うとき、のありかがポイントになりますが、

東家の第三打と西家の第一打にがあります。

牌理的には若干の論理の弱さはありますが、

それを差し引いても経験的にはこの巡目で2.5枚、は山に残っています。

またについては、東家の第二打から、常識的には持たれていないことがわかり、

この巡目では2枚は残っています

ですから、この巡目で判断すれば、789の三色が成就する確率は55〜60%はあると読みます。

もちろん、私の麻雀観から、東場の早い段階では、空振りしてもいいから

狙いが立つ手役は徹底的に狙うという手法からも、789の三色手筋でこの手牌は進めます。

となると、和了させるためには残り1メンツを作り上げればイイだけの話で、

ワンズ・ピンズ・ソーズのどこに求めるのかというQがこの手牌の肝になります。

ドラがゆえ、を軸にしたシュンツ想定は当然なされるべきで、



でのハネマン確定リーチを8巡目あたりにかけられるのが理想です。

ですからこの段階でを切ることはありません。

となると、ピンズとソーズの比較にポイントは集約されます。

そこでピンズのと、ソーズのの比較ですが、

《シュンツは横に動く》という定理に従って考えると、

横に動いてアガリ易さが生まれるのは、シュンツ手の肝牌であるがあるピンズです。


もちろん、ソーズもを引ければ、

もしくはという強いリャンメンになるのですが、

に関してはすでに1枚自分で使っているぶん、
すでにを保持しているピンズより弱くなります。

また、カンチャン待ちを想定したときも、
ソーズのが横に移動して、になり、

肝牌の3・7待ちになるのに対し、
ピンズは、が横に移動すると、になり、

ソーズと比較すると格段に優れたカンチャンになります。

以上の論理から、この手牌から打ち出せる唯一の牌はということになります。


BACK
「何を切る?4月分解答」
に戻る