土田 浩翔プロ の解答 |
789の三色を狙うとき、とのありかがポイントになりますが、 東家の第三打と西家の第一打にがあります。 牌理的には若干の論理の弱さはありますが、 それを差し引いても経験的にはこの巡目で2.5枚、は山に残っています。 またについては、東家の第二打から、常識的には持たれていないことがわかり、 この巡目では2枚は残っています ですから、この巡目で判断すれば、789の三色が成就する確率は55〜60%はあると読みます。 もちろん、私の麻雀観から、東場の早い段階では、空振りしてもいいから 狙いが立つ手役は徹底的に狙うという手法からも、789の三色手筋でこの手牌は進めます。 となると、和了させるためには残り1メンツを作り上げればイイだけの話で、 ワンズ・ピンズ・ソーズのどこに求めるのかというQがこの手牌の肝になります。 ドラがゆえ、を軸にしたシュンツ想定は当然なされるべきで、 でのハネマン確定リーチを8巡目あたりにかけられるのが理想です。 ですからこの段階でを切ることはありません。 となると、ピンズとソーズの比較にポイントは集約されます。 そこでピンズのと、ソーズのの比較ですが、 《シュンツは横に動く》という定理に従って考えると、 横に動いてアガリ易さが生まれるのは、シュンツ手の肝牌であるがあるピンズです。 もちろん、ソーズもかを引ければ、 もしくはという強いリャンメンになるのですが、 に関してはすでに1枚自分で使っているぶん、 すでにを保持しているピンズより弱くなります。 また、カンチャン待ちを想定したときも、 ソーズのが横に移動して、やになり、 肝牌の3・7待ちになるのに対し、 ピンズは、が横に移動すると、やになり、 ソーズと比較すると格段に優れたカンチャンになります。 以上の論理から、この手牌から打ち出せる唯一の牌はということになります。 |