土田 浩翔プロ の解答 |
切りでノープロブレム! 東1局は、打ち手の麻雀観が投影される局だと思っています。 点棒も動かず、精神的にも何のプレッシャーも受けず、 無風のなか打てるわけですから、自由自在、 思うがままに打っていける局なのです。 そこへ・・・ツモがドラの。 このツモをどう捉えるのか? そこに打ち手の麻雀観が色濃く表れるわけです。 ただのと考えれば、を切ってカン引き、 ドラ切り〜待ち即リーチの構えをとるはずです。 もちろん私もTPOによっては、ドラをドラと思わず、 ツモ切りしたり拘らずに打つケースもありますが、東1局は違います。 東1局は、与えられた手牌をできるかぎり育てる局だと考えているので(それが私の麻雀観です)、 ドラが使える手格好であれば、テンパイスピードよりドラを使いきる打ち筋を選択します。 理想は、打とした後にを引き〔→打〕、 そしてドラを重ねて〔→打〕リーチをかける手順です。 【】 2番目の理想形は、打とした後にを引き〔→打〕、 そしてドラ表示牌のを引いて〔→打〕リーチをかける手順です。 【】 問題は、打後にドラ周りの牌を引いてきたときです。 例えば、ツモから来てしまった場合、嬉しいのですが、打牌に迷いが生じやすくなります 【】 メンタンピン狙いなら、迷わず切りでよいのですが、 北家の切り出しがピンズ一色狙いに見えなくもなく、 アガリを取りにいくならソーズ待ちのほうが断然有利なことは火を見るより明らかです。 ドラ周りの牌を引く前にソーズから埋まれば、 迷いが生じにくく問題ないのですが、 ワンズから入ってきたら、行く手への警戒警報が発令されます。 いずれにしても、親番の維持より、 アガれなくてもいいから高打点打法をとる局にしたい(東1局はフルスイングしたい)ので、 この4巡目の選択としては切りになります。 |