BACK
「何を切る?1月分解答」
に戻る


土田 浩翔プロ の解答 


切りでノープロブレム!
東1局は、打ち手の麻雀観が投影される局だと思っています。
点棒も動かず、精神的にも何のプレッシャーも受けず、
無風のなか打てるわけですから、自由自在、
思うがままに打っていける局なのです。

そこへ・・・ツモがドラの
このツモをどう捉えるのか?
そこに打ち手の麻雀観が色濃く表れるわけです。

ただのと考えれば、を切ってカン引き、
ドラ切り待ち即リーチの構えをとるはずです。

もちろん私もTPOによっては、ドラをドラと思わず、
ツモ切りしたり拘らずに打つケースもありますが、東1局は違います。

東1局は、与えられた手牌をできるかぎり育てる局だと考えているので(それが私の麻雀観です)、
ドラが使える手格好であれば、テンパイスピードよりドラを使いきる打ち筋を選択します。

理想は、打とした後にを引き〔→打〕、
そしてドラを重ねて〔→打〕リーチをかける手順です。


2番目の理想形は、打とした後にを引き〔→打〕、
そしてドラ表示牌のを引いて〔→打〕リーチをかける手順です。



問題は、打後にドラ周りの牌を引いてきたときです。

例えば、ツモから来てしまった場合、嬉しいのですが、打牌に迷いが生じやすくなります



メンタンピン狙いなら、迷わず切りでよいのですが、
北家の切り出しがピンズ一色狙いに見えなくもなく、
アガリを取りにいくならソーズ待ちのほうが断然有利なことは火を見るより明らかです。


ドラ周りの牌を引く前にソーズから埋まれば、
迷いが生じにくく問題ないのですが、
ワンズから入ってきたら、行く手への警戒警報が発令されます。

いずれにしても、親番の維持より、
アガれなくてもいいから高打点打法をとる局にしたい(東1局はフルスイングしたい)ので、
この4巡目の選択としては切りになります。


BACK
「何を切る?1月分解答」
に戻る