土田 浩翔プロ の解答 |
がドラでなければ、もちろん切りで何も問題ありません。 でも現実はがドラです。 私は第1打に字牌を切らない流儀ですが、 時として字牌を第1打に切りたくなる配牌があります。 そんなとき・・・何を考えているか?といえば・・・。 「この局は危険な局になりそうだな」 「一見アガれそうな手牌だが、きっとどこかにワナが仕掛けられているはず」 「攻めたい手牌だけど、ヤミテンの高い手を警戒し、 隙を作らずに中盤からは〈受け〉主体で打っていこう」 こんな感じです。 で・・・話を冒頭の手牌に戻しますと・・・。 切りたい字牌がドラで、切るに切れない局面。 『切ればいいじゃない』と、イーシャンテンまで進んだ形を優先して打つ人もいますが、 私の麻雀観からは、は打てません。 その麻雀観とは、 【劣勢を強いられてない東場では、与えられた手牌はできるかぎり高い手に育てていく】。 ですから、ドラのが生牌という状況では、をポンされる警戒心も含めて、 まずは重なるチャンスをフイにしないため、4巡目という早い段階では切らないのです。 で、何を切るかといえば、 が重ならない次善策としての三色作りを想定した選択打牌をします。 切り。 これがこの巡目における私の打牌です。 123、234、どちらの三色へも対応可能な選択打牌になります。 つまり、イーぺーコーは見切り、孤立牌のを活かす選択をするわけです。 なぜそうするかといえば、イーぺーコーより三色役のほうが1ハン高い手になるからです。 東場は、高打点打法を基本に構える私の選択です。 ただし、平面的にはを切りたい手格好なのに、そのがドラだというところに、 第1打理論が重なり、今局の不透明感がアリアリと出ているので、 中盤以降は、受けに徹したいなと考えます。 |