BACK
「何を切る?10月分解答」
に戻る


土田 浩翔プロ の解答 


開局にゴーニーを今局の親に放銃して迎えた2局目の手牌。

〔初放銃、目に薬〕と昔から言い伝えられているように、

開局のゴーニー放銃は気にしないで打つものの、この手牌は厄介です。

何が厄介かというと、次局が親であること。

親番の一歩前の局は、つつがなく過ごしたいもの。

放銃しないことを第一義に掲げ、

アガリに向かう場合は、選択ミスのアガリ損ないだけは避けたいと思いながら打ちます。


その選択ミスを誘う手牌がやってきた今局は要注意で、

和了の成否によって、次局の親はもちろんのこと、

半荘全体に及ぼす影響が大きいと考えます。

切り。

これが私の選択です。

ピンズ・ソーズの78という素晴らしいリャンメンターツがあります。

更にはいまツモってきたが孤立牌にくっつき、

これまた絶好のリャンメンターツが生まれました。

これで優れた3メンツ候補が確保されました。

残るは、1→2メンツ候補。

さてそこをどのあたりに想定するかによって、この手牌和了の成否が決まると思います。


赤がありますから、ドラを1枚外して、

待ちに構えても全く問題ないのですが、

すでに西家が1枚ドラ表示牌のを切っているので、

若干弱いリャンメンターツになり、

できうるならばもう1組、つまり5メンツ目を想定しながら打ちたいものです。

その5メンツ目は、部分。

さえ引ければ、三色を狙うという意味ではなく、

という優れたリャンメンターツが生まれるわけで、

そのときはをトイツ落とししていき



みたいな最終形を想定しています。(あらら・・・三色になってますね・・・)

まあ、手なりでスムーズに絵合わせできれば



みたいな最終形を想定しています。(あらら・・・赤が2つになってますね・・・)

ゴーニー放銃したからアガリたいんじゃなくて、

次局が親番なのでアガリ損ないだけは避けたい、

そんな気持ちでの切りです。

切りでも・・・という考え方もありますが、

どうも、雀頭に適した牌というイメージがにはあり、

私のイシアタマが切らせないのであります。

アア、ヘタッピな切りだ。

やはり天の邪鬼なのかなー、素直にマジョリティの切りって書ければいいのになー。


BACK
「何を切る?10月分解答」
に戻る