土田 浩翔プロ の解答 |
いつものことですが、 東1局は自分の可能性をどこまでも追いかけられる自由に充ちた局になりますから、 与えられた手牌を最大限に伸ばす手筋を選択します。 〔567〕〔678〕の三色が見える手牌で迷いそうですね。 しかもがドラなので、〔678〕の三色に照準を合わせたほうがよさそうに思えるでしょうが、 ここは〔567〕を優先させます。 なぜなら、シュンツにも三色にもランキングがあるからなんです。 Aランク→〔345〕〔567〕 Bランク→〔123〕〔789〕 Cランク→〔234〕〔678〕 Dランク→〔456〕 シュンツ手のキー牌が尖張牌の3と7ですから(良い待ち作り)、 その3や7に心牌の5が絡むシュンツが最強なんです。 いまや赤5入りのルールが主流ですから、 尖張牌とのコンビネーションで作る三色も、〔345〕〔567〕が最強なんです。 ですから、自身のデキ(持ち点)によって、 シュンツ作りや三色作りを変化させていく打ち方ができれば、 手牌とツモが一致して、アガリに近づいていくのです。 ですから、今月の手牌は、迷わせる形になっていますが、 〔567〕に照準を合わせて、ワンズのを確定させる切りの選択になるのです。 もちろん、次善策として、引きの高め安めのない ドラ引きの でも喜ぶべきテンパイなのかもしれませんが、 東1局の形としては東2局以降に若干の不安が残る最終形に映ってしまいます。 できることなら、打後にスッとを引いてのリーチをかけたいなと思います。 |