多井 隆晴プロ の解答 切り |
皆さんご無沙汰しておりました、RMUの多井隆晴です。 ようやく私に順番がまわってきましたね! と思ったらかなり難しい問題ですね…。 ううう…。 この問題のキーポイントはズバリ! 「奇数牌と偶数牌の機能性についてです。」 簡略して申しますと、奇数牌はシュンツを作るときに活躍しやすい牌で、 偶数牌はトイツやコーツを作るときに活躍しやすい牌ということです。 この法則に基づいた場合、答えは簡単ですね。 ここでは切りをお勧めしたいと思います。 私は同じリャンカン形、カンチャン形でも、 奇数で構成されているほうがシュンツになりやすいと思っています。 要は246よりも357や135が優秀で、46よりも57が優秀なわけです。 この手牌は、ピンズもソーズも奇数で構成されているので不安がありません。 よってを切ることになるかもしれませんが、 ドラを2枚以上使え、789の三色も狙えそうなので、 さほど問題はないでしょう。 ちなみに、ピンズの部分が偶数牌で、 ドラ この牌姿でしたら、私はを切ります。 それくらい奇数牌と偶数牌は違うものだと考えています。 私が麻雀プロになって20年が過ぎました。 麻雀に対する考え方、雀風も時代とともに変わっていきました。 このような何切る問題に数千、数万と触れて今の自分があります。 何切る問題はたくさんの答えがあって良いと思います。 たくさんの人達の思考を聞き、自分の糧にしていくことが重要だと思います。 たとえそれが、私のような変わり者の思考でも…(笑) |