木原 浩一プロ の解答 切りリーチ |
皆様、はじめまして。 日本プロ麻雀協会の木原です。 今から20年以上前の話になります。 僕は札幌の大学に通う学生でした。 フリー雀荘に通うようになったのもこの頃で、 何を隠そうハートランドは、僕が学生時代に行きつけていたフリー雀荘だったのです! 仲間内のセットで負け知らずだった僕の鼻を、 綺麗にへし折ってくださったのもハートランドでした。 オーナーの喜多さんを始め、当時の店長さん、メンバーの方々、みんな強かったな〜。 そんな思い入れのある雀荘に、コメンテーターとして声をかけていただいてとても嬉しく思います。 いつか凱旋ゲストとして呼ばれてもおかしくないよう、 今後の麻雀プロ活動にも精進していきたいと思います。 さてこの局面ですが、僕の推奨は切りリーチです。 リーチ棒を出すと「着順が落ちるから――」と躊躇う人もいるでしょう。 麻雀にリスクの無い選択はありません。 ダマテンにしたとしても他家に自由に打たれるリスク、 アガリを逃してしまうリスクを負うことになってしまいます。 もちろんリーチを打つと着順が落ちるリスク、 もしかしたら放銃することによってラスまで転落してしまうかもしれません。 そのリスクが高いと思われる状況、 例えばドラポンが入っている状況ですとか、先にリーチを受けている状況ならば少し考えます。 しかし他家から何も声がかかっていないこの状況ならば、一切迷うことはありません。 麻雀は目に見えていない部分が多いゲームです。 見えないところを一生懸命考えるよりも、 目に見えている好形テンパイのアガリ率を高めることを優先して考えましょう。 たぶん学生の頃はビビってリーチを打てなかったなぁ... |