BACK
「何を切る?11月分解答」
に戻る


望月 雅継プロ の解答  切り
皆さんこんにちは!
日本プロ麻雀連盟の望月雅継です。

前回【真説!何を切る?】に登場させて頂いたのは5月でしたから
約半年ぶりの登場ですね〜!

そして今回は、いつもお世話になっている
かわいめぐみプロも一緒に解答するということで
かなり楽しみなんです。
かわいプロがどんな解答をするのか、
はたまた土田プロやつかぴーさんがどんな解答をするのか、
私も楽しみなんですが…

今回もまたややこしい問題に頭を悩ませていますよ…。

 ツモ ドラ

こんなに難しいと、
素直な性格のかわいプロが混乱しちゃうじゃないですか〜!
イジワルな問題だね〜(笑)


さぁ解答といきましょうか!

私はよく、『ハネマンベース』と評して頂くことが多いのですが、
これは無理矢理高い手を作るということではなく、
序盤の想像力と構成力によって、
手役の可能性を引き出し、
手役の取りこぼしを起こさないようにして、
高打点を狙うということなのです。

この手牌はそんな私にはまさにうってつけの牌姿。


 ツモ ドラ


この牌姿から想像出来る手役は、

・タンヤオ
・平和
・七対子
・三色同順

といったところですね。
三色同順は、567、678がベースとなりそうですが、
456への変化もありそうです。

この中から取捨選択をしなくてはならないのですが、
ツモときたこの瞬間こそがまさしく選択に迫られる瞬間、
つまり岐路というわけですね。

何かを得ようとすると、何かを捨てなければならない…

それが麻雀の面白いところであり、難しいところなんですよね。


そこで私がどんな手役の可能性を残すのか、
というと、今回のこの牌姿では
まずはタンヤオ、次いでドラ、そして七対子です。

今回の手において難しいのは、
ドラがだということ、
そしてツモによって4対子になったということ、
さらには567や678の三色同順を狙うには
対子に手をかけなければならないということですね。

私は三色同順が大好きです!
プロフィールの好きな手役の欄に、
『清一色、三色同順』と記載するくらい大好きなのですが…

そんな私でも
三色同順を諦めなくてはいけない瞬間がやってくるのですよ。
それがまさにこの瞬間なのです。

悲しいですね…
切ないですね…

今日の食事を鰻にするか、
ラーメンにするかを悩んでいる時と同じくらい、
悲しく切なく苦しい瞬間なんですよ。この瞬間は。


しかしそれでもね、
この手を高打点に仕上げる為にはドラが必要ですし、
ドラを組み込んだ高打点を決めるには
七対子を見切るワケにはいかないのです。

でもやっぱり…
大好きな三色同順の可能性を全て捨て去るのは心苦しいワケでね。

ドラのが重なった時に、
七対子から三色同順へ移行出来る可能性が僅かに残る、
456の三色同順の可能性は残したいと思います。


よって、私の解答は打

あくまでツモが大前提で、打
ツモまでが選択の流れになります。
この後、ツモと来たら打
一気に456の三色同順へ方針変更となりますし、
ツモと来た場合には仕掛けを考慮しながらの
→打としながら、ツモやツモを待ちつつ、
残りのツモは七対子を取りこぼさない手牌構成で
手を進めていきたいですね。


何故打ではないのか?って?

それはね、ツモです。
とした後のツモは、
としてからの三色同巡の振り替わりがあるからなんです。
とした後のツモには後悔がないし、
ツモもツモ切れるけど、
とした後のツモは、なんか失敗しちゃった感が残るでしょ?
それが嫌なんですよね〜。

それに…
ツモorって、またさらに悩んじゃいませんか?
どっちつかずな手牌進行になっちゃって、
全然アガれる気がしなくなっちゃうんでね〜。

また、打とした後のダイレクトツモは、
としておいて456の三色同順の変化を見つつ、
雀頭をにするかにするかの選択は
状況に応じて臨機応変に選択できればと思いますよ。


今回の私の解答はこんな感じ。
またまたマニアックな解答でスミマセン。

皆さんが何を選択するのか本当に楽しみですね〜!
それじゃまたの機会にお会いしましょう!
ありがとうございました!


BACK
「何を切る?11月分解答」
に戻る