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Teenage Story(Vol.2) 1994〜1995.3 札幌にも慣れ、友達もたくさん出来、恋人もいた当時の僕。 次にやってきた試練は「反抗期」、そして「受験」である。 父親は当時高校の教員。 小さい頃から親父の背中を見て育っていた訳で、 いつの間にか僕の将来の夢は「学校の先生」であった。 先生になるためには、教員免許が必要。 免許を取るには、大学に行かなくては。 大学に行く為には、高校に入らなければならない。 当たり前である。 僕は受験の為に塾に通い、家では自分なりに勉強をしていた。 僕は「受験なんか楽勝♪」と思っていた。 模擬試験での合格率は98%、塾でも常に上位の成績。 受かって当然の状況である。 そんな中、親父だけは、僕を認めようとしなかった。 事あるごとに「勉強しろ!」「遊んでる場合か?!」と叱ってくる。 僕は面白くなかった。 「いい成績を残してるんだから、少しくらい遊んだっていいじゃないか!!」 その度にケンカ、酷い時は殴り合いになった。 家の中の平和を僕が乱し始めていた。 そうこうしているうちに高校受験、そして合格発表を迎えた。 結果は・・・・・不合格。 今思えば当たり前のように思えるが、その時は信じられなかった。 目の前が真っ暗になって、何も考えられなかった。 家にも帰らず、独り公園で座り込み、泣いて夜を明かした。 結局、公立を諦め、私立高校に進学をするのだが・・・・・。 |