5月19日(月) プロローグ 札幌

この企画は僕とS.V氏の間で極秘のうちに計画された。
いいあゆ@HP管理人ですら詳しい事は何一つ聞かされていないはずだ。
なぜ、他のスタッフにも伝えなかったかというと、
先に伝えると「うらやますぃ〜!」という大きな勘違いをする人が
必ず一人や二人はいるからだ。
でも僕は肌で感じ取っていた。
そんな事はないはずだ、と。
S.V氏との長い付き合いで、僕に真っ先に来る話は
今まで楽な話など皆無で、この先のことはおのずと想像できた。
予定出発時間はAM10:45。
当然僕は徹夜で一睡もしていない。
着替えようとすると、S.V氏も見なれない私服で登場していた。
(ひろちスタッフがその姿を見て、エラく喜んでいた)
でもその表情が心なしか暗い影を落として見えるのは、
僕の見方が歪んでいるからだろうか?
定刻は少し過ぎたが、AM11:00ジャストにハートランド前を出発。
当然見送りはいない。
マージャン打ちの悲しい性で、その15分の遅れをしゃにむに
取り戻そうと、制限速度オーバーで走り続ける
(行きは旭川まで高速を使った)。
何たる事か、滝川インター辺りで僕達を乗せた車を
スピーカーで呼びとめる声。
パトカーです。
S.V氏は潔く、そして観念したように車を左の路肩に止めます。
そして後ろに付けたパトカーの車中の人となった(笑)。
しかし、戻ってきたS.V氏曰く、『神の声が聞こえた』そうです。
幸運にも僕達の後ろの車が邪魔になって、
測定が正確に出なかったようで、始末書1枚で済んだみたいだ。
いきなりのアクシデント。
でも、軽く70km/hはオーバーしていたんですから・・・・・。
2・3分の間は法定速度を遵守して走っていたが、
そこはB型の悲しい運命か、元の70km/hオーバーに逆戻り。
こっちはヒヤヒヤして眠気が吹き飛んだ。


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