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Teenage Story(Vol.1) これはある日の僕とスーパーバイザー氏との会話。
と色々な質問が矢継ぎ早に(笑)。 そしてスーパーバイザー氏が突如ひらめいた!
とのこと。 しばらくはお互い忙しくて、会うことも無く、単調な毎日の繰り返し。 その中から無理矢理ネタを見つけるよりは、 確かに僕も書きやすいかも、と思い、(単純)快諾。 今回からは日付を少し戻して、僕が札幌に来た年、 つまり彼女に初めてあった時から書き始めようと思う。 もちろん現在進行形で日記もアップしたいと思う。 ******* 1993〜春〜 中学二年の春。 父親の仕事の都合で、急遽決まった転校。 八年間住み、慣れ親しんだ滝川を離れる事が本当に嫌だった。 ほとんど兄弟のようにじゃれて遊んだ友達。 転校がきっかけで別れてしまった当時の彼女。 見慣れた田舎町。 失うのが本当に嫌だった。 しかし、僕にはどうする事も出来ずに、泣きながら滝川を去った・・・・・。 一ヶ月後、着慣れないブレザー姿で新しい学校へと向かった。 生徒数は滝川の三倍以上。 校舎も大きくて立派だった。 僕は二年六組の一員になった。 みんな物珍しそうに僕を見ている。 興味本位で好奇心いっぱいの視線。 この年頃は自分達とは異質な物を、避けたり取り除こうとしたりする。 僕もきっとそれに当てはまったのだろう。 最初の一ヶ月はほとんど話もできず、しかも学級委員を振りあてられ、 勝手もわからないまま仕事をさせられる始末。 正直、辛くて学校に行きたくなかった。 滝川に帰りたいとずっと思っていた。 そんな状況の中、僕は初めて「彼女」にあった。 同じクラスの書記であった「彼女」は活発で、男勝り。 よく僕が仕事でヘマをすると、頭をこづいてきた。 しかし、当時の僕には、数少ない「友達」であった。 そんな元気な「彼女」のおかげで、僕にも少しずつ友達が増え、 どうにかクラスの雰囲気に溶け込めた・・・・・ そんな時に、「彼女」は転校していってしまった。 寂しかったが、自分の事でいっぱいいっぱいだった僕は、 数少ないはずであった「友達」との別れを、さして悲しみもしなかった。 こうして「彼女」と僕は出会い、そして簡単に離れてしまった。 無論、この時は将来2人が付き合う事になるなんて事は 分かる訳も無い。 もし、この時に、もっと仲良しで付き合っていたら・・・・・ 逆に今の関係は無いんだろうな、きっと。 |