People−5

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スタイル

自分の生活の一部、または生活のほとんどを占めているもの、
例えば人間関係、仕事や趣味、恋愛等など。
それらについての考え方、捉え方というのは、人によってまた様々なものでしょう。
しかし、その思考や方向性、能力、経験、精神、性格など
数をあげればキリが無いが、その一つ一つが重なり合い、
それぞれ一人の人間を作り出しているのはゆらぐことのない事実なのです。
それがやはり自分の一部、またはほとんどであり、
生きていく上で何事にも反映される「スタイル」となっているのだと思います。

物事を真剣に考え、求めつづけていくと、
必ず、なんらかの「課題」、「壁」といった類が目の前に現れてきます。
例えば、麻雀に関しても常にそれらは隣あわせであり、
避けられないことなのでしょう。
それが、上達への試練、プロセスであり、向上する者たちへの贈り物なのではないでしょうか。
目の前の問題に着眼するのはもちろん重要なことですが、
このような機会を「贈り物」として受け取るならば、
それぞれの「スタイル」を作り上げている個々の問題点にも、
もう一度足を止めてみるのもまた大切なことなのでしょう。

何事にも反映される、自分自身の特徴、生き方、「スタイル」。
先に取り上げたこれらを作りあげている、自分という人間の内面、
個々の重要なことへの理解と向上があってこそ、
はじめて具体的な課題や問題、壁といったことに対して
素直に順応していけるのではないでしょうか。

People 5 夏やすみ

プラプラと自由気ままに過ごしていると、
早いもので大学生活も2年目の夏をむかえようとしていました。
何不自由なく楽しい毎日が送られている、好きな時に起き、好きなことをして過ごす、
そして時々学校に行って授業をうける(週休5日みたいなものです)。
これが学生らしい生活なのかもしれないけど、はっきり言って大したことは何もしていない。
せっかく4年もあるんだから、心に残る「熱い」何かをやっておきたい。
「はて何をしよう?」っとそんなことを考えていて、
フッっと頭をよぎったのは、夏休みを利用しての「日本縦断の旅」。
当時、テレビやなんかで「ヒッチハイクの旅」とかそんなのが話題になっていた時でしたが、
そんなことで旅に出ようと思ったわけじゃないですよ。
 
【僕の夢みたいなものですが、死ぬまでに、
できるだけたくさんの世界各地の色んな国に行ってみたいんですよ、
そこで見たこともないような土地や、
そこで暮らす人達と出会っていくのが夢なんですよ。
さて、「日本縦断の旅」の動機なんですが、
実際僕は世界中を旅したいと思っていても、
今住んでる日本、まして北海道すらよく知らないです。
日本にもその土地独特の文化や風土があって、そこに暮らす人達がいる。
まず日本の風土を少しでも知ることから僕の夢ははじまるんじゃないかな?
そう思ったんです。
そして、旅という普段の日常生活からは少し離れたところから、
僕自身を見つめ直したい。
自分の内面的なところにも、普段とは違う方向から向き合ってみたい。
そして現在ぶつかっている色々な課題、問題等にも対処しできるような
僕の「スタイル」自体を成長させることができればいいなぁと思っていたのでした。】
 
そんなわけで、その第一歩を今年の夏から踏み出そう!
まずは日本縦断だぁ!
 
「ところで、日本縦断、はて何でしようか?
手段はなんでもいいなぁ。
う〜ん車、インパクトに欠ける。
それじゃぁバイク、免許がない、無理。
カッコよく徒歩、僕の体力じゃキツイ・・・・・。
う〜ん残るは自転車、だけどこれは結構みんなやってるよなぁ・・・・・。
北海道でもマウンテンバイクに乗ったチャリダー達が旅してるもんなぁ・・・・・。
ハッ!
ママちゃりがあるではないか!
ママちゃりで旅してる人は見たことないぞ、
これはネタ的にもおもしろのでは?
決めた!ママちゃりと共に旅に出よう♪」

つづく


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